ミナミヌマエビ

エビが全滅しました。


一度仮死状態に陥ってから奇跡の復活を遂げていましたが、そもそもどうして復活したのか謎でした。

不思議に思ってネットで調べてみたら、同じような体験談をひとつ見つけました。

その人の場合は、新しい水槽にエビを入れてしばらくしたら全部死んでしまったように見えたそうです。
水槽から掬いだそうとしたら、ぴくっと動いたので、とりあえずカルキ抜きした水と水道水を混ぜて適当につくった水に弱ったエビを入れておいたら、7時間後くらいにまた元気に動き出したらしいです。(でも、どう見ても死んだように見えた、というところがうちのエビの場合と全く同じでした)

エビ、エビ、と呼んでいますが、正式にはミナミヌマエビです。

ミナミヌマエビは急激な水質変化に弱いとも書いてあったので、水槽の水を全部変えたせいで仮死状態に陥ったのかと思ったりもしたのですが、わが家の復活したエビたちは、水槽と同じ水を入れた洗面器の中にいたにもかかわらず息を吹き返したのです。

なので、水が原因だったとは考えにくく、同じ体験をされた方も、水質変化に弱いとはいえ、即席でつくった水は正直エビの健康に良いものとは思えない・・・と不思議がっておられました。

洗面器の中で復活して、エサもどうにか食べてはいましたが、食はとても細くなっていました。背中の真ん中に腸らしきものが縦に一本あるのですが、ちゃんとエサを食べていると、中に黒いものが詰まっています。要するに、うんこです。
もちろん、24時間ぎっしり詰まってるわけではありませんが・・・元気なころは、いつ見ても腸の中が空っぽということなどありませんでした。
でも、洗面器暮らしが始まってから、比較的よくエサを食べていた小さなエビですら、腸の中は短いものか、細々としたものしか見えませんでした。

このままではまずいなあ、、、と思い、昨日の午前中に水草を少しだけ入れることにしました。

すると、しばらくしたら活発に動き始めたのです。茎を伝って歩いたり、葉っぱから葉っぱへ泳いで渡ったり、草がないところでも、ぴゃ〜、と元気に泳いだりして、ここまで元気な姿を見たのは久しぶりで嬉しくなりました。
やっぱり水草がないと体を動かしようがなかったのだな、と思ったのですが、、、今朝起きて洗面器の中を覗いたら、5匹とも横になって動かなくなっていました。

それで、ようやくわかったのです。

エビが動かなくなったのは、水のせいではなく、水草のせいだったのだ、ということが。

水草とエビのことをネットで調べたら、それらしきことを書いているサイトを見つけました。

ペットショップで買った水草には農薬がついていることがあるらしく、ミナミヌマエビのような小さなエビは、少量の残留農薬でも全滅する危険があるそうです。
今さらこんなことを知ってもどうにもならないのですが、今後こういう経験をする方が出ないように、今回のことを書いておこうと思います。

残留農薬の対策として、水草をよく洗い、水に2〜3日漬けておいてから水槽に入れる、と書いている方がいましたが、うちのミナミヌマエビたちは、1週間水槽の水に入れておいた水草2本でも死にました。
もともと弱っていたので、本当に微量の農薬でも耐えられなかったのかもしれませんが。。。

お店で買ってきた水草をそのまま水槽に入れるのはよくない、ということは知っていたので、水槽に入れる前にしばらく塩水に漬けてから何度もすすぎ洗いをして入れたのですが(回数は忘れましたが、2〜3回とかではなく、かなり念入りに。バケツの水の中で振り洗いしたり、流水ですすいだりしています)、これは害虫駆除目的でやっていました。

でも、この程度では農薬は抜けないようです。
何日か水に漬けておけば大丈夫、という人もいますが、少なくとも1週間では農薬は無くなりませんでした。(といっても、カルキ抜きした水槽の水の中で1週間ですが・・・)

どこかのホームセンターでは、エビのいる水槽に水草を入れないように、と注意書きがあったという書き込みも見つけたので、同じような事故は起きているようです。

ホームセンターとかの水草はまず信用できないそうですが、今回の水草はチェーン店のペットショップで買いました。

結局、熱帯魚専門店みたいなとこでお店の人に聞くのが一番いいみたいです。

(つづく)