種の中には芯がある

梅干しの種には芯がある。
嵐山光三郎さんのエッセイ『素人庖丁記』に書いてあったのですが、この「芯」は食べられるものだそうです。

素人庖丁記 (RHブックス・プラス)

ほんまかいな、と思ってお正月に梅干しの種をくるみ割りのペンチで割ってみたら、たしかに「芯」が入っていたのです。そしてびっくりするほどきれいに取り出せました。まさか「種」の中にこんなものが潜んでいたとは…! まるで竹を割ったらちょこんと鎮座していたかぐや姫のように、梅干しの種の「芯」は愛くるしくそこにおりました。お写真はこちら。

割った「種」も横に置いて写真を撮ってみました。種のまわりについている果肉が美しくないのでサイズは控えめに。「芯」が入っていた跡がきれいに凹んでいます。(水で洗ったからぬらぬらと不気味に光ってますね。。。)

いわゆる「種」と呼ばれている部分はとても硬いですが、「芯」は松の実とかナッツ類くらいの食感です。
ナッツのように薄皮があり、中はミルク色というか、象牙色というか、うっすらと黄味がかった白色なのも何だかナッツっぽいです。
食べると口の中に杏仁豆腐のような香りが広がりました。ほわあ。

「種」はくるみの殻みたいな部分で、本当の種は「芯」だったのか。。。何やらややこしいです。

梅干しの種は、芯のあるやつでありんした。
何やら感動的です☆