エビを見守る一日

睡魔と闘う日々について書いた途端に、ブログが途絶えました。

しかし、昨日は睡魔に負けたわけではありません。

睡魔が襲ってこなかったわけでもありません。

何が起きているのか自分でもよくわからないのですが、、、昨日、家に帰ったら水槽のエビがほぼ全滅していました。
水底で、ころんと横に倒れていたのです。

この一週間くらいの間に、エビが二匹も死んだので、もしや伝染病? と思い、木曜日に水槽の大掃除をすることにしました。水槽の底に敷いていた砂利や、水草も買い換えました。
ここまで大々的な掃除は初めてだったのですが、何らかの病気が発生してしまったのなら、とにかくすべてを入れ替えるしかないだろう・・・と思ったのです。

で、水温が落ち着くまで待って、昨日の朝会社に行く前に魚とエビを水槽に戻したのですが、家に帰ってみたら、あっちでもこっちでも、エビが倒れていたのです。

まだ元気そうに歩いているエビが1匹いたので、とりあえずその1匹に病気がうつらないように、倒れているエビを水槽からひきあげようと割り箸でつまみ出そうとしたら、、、ぴくん、と動いて逃げ去りました。
まだ動く力が残っているうちは、割り箸なんぞでつまむのも可哀そうだったので、病気感染を防ぐ目的には反しますが、結局そのエビは水槽に残し、その他のぴくりとも動かないエビだけを洗面器に移しました。

洗面器の中には4匹。
水槽には、死にかけているのが1匹と、元気そうなのが1匹。
でも、元気そうに見えたエビも動きが弱々しくなってきたので、もう時間の問題かもしれない、、、と諦めの境地でした。

水槽の大掃除をする前にネットでエビの病気のことを少し調べていたのですが、わかったことと言えば、病気にかかったらもう助からない、ということだけだったのです。

なので、どうにか感染を食い止めねば、と思ったのですが、結局全滅。なぜ? なんで? どうして? という問いが頭の中をぐるぐると渦巻き、エビを葬らなくては、と思いながらも夜中にそんなことをしたくなくて、結局文字通りの泣き寝入りをしたのでした。。。


ところが!!!

奇跡が起こったのです。(ほんと、奇跡としか思えない)

朝になったら、洗面器のエビが2匹復活していたのです!!!!!
(ちなみに、洗面器にはエビを移す前に、水槽の水を少しだけ汲んで入れてありました)

昨晩は全く動かなかったどころか、割り箸でつまんだり、網で掬ったりしても、ぴくりとも動かず、瀕死どころか、完全に死んでいると思っていました。

でも、4匹のうちの1匹は、身体の色が赤っぽく変色していたので、やはり死んでしまったようです。

残る1匹は、身体の色が白濁している感じで、やはり昨晩と同様にピクリとも動きません。

水槽の方のエビはどうなったのか、と見てみたら、こちらは2匹とも完全に横たわって全く動いていませんでした。

昨晩は4匹のエビも死んだものとばかり思っていたのですが、少なくとも身体が赤く変色するまでは助かる可能性があるんじゃないか、という気がしてきたので、水槽の2匹のエビも網で掬い出して洗面器に移しました。
網で掬っても、全く動かず、洗面器の中でもじーっと横になったまま、ヒゲも脚も何も動いていないので、やっぱりだめなのかな、、、と思ったりもしましたが、とにかくしばらくは様子を見ることに。

復活したエビ2匹のうち、1匹は身体や目の色が薄くなっていて弱々しくふらついたりしていましたが、もう1匹はつぶらな瞳が黒々としていてけっこう元気そう。

ところが、しばらくすると、またこの2匹も横に倒れていたので、やはりだめか・・・と思ったりもしたのですが、またしばらくすると起き上がっているのです。

一喜一憂を繰り返すうちに、白濁しているエビまで立ち上がって歩き出しました。

!?!?!?

身体の色が褪せているエビと白濁しているエビは、その後も横たわったり、立ち上がったりを繰り返しました。
そうこうするうちに、今朝水槽から移したエビの1匹が、エラみたいな部分を小刻みにぴくぴくぴくぴく動かすようになり、何やら呼吸している様子。そして時おり前脚が、ぴくんと動くようになったのです。

!?!?!?!?

もう、今日はずっとこういうことを繰り返しているので、そろそろやめますが、、、結局のところ、5匹のエビが全て復活しています。
ときどき横たわったりするのもいるので、完全復活とは言い難いですが。。。

エサも入れてみましたが、全く食べる様子がありません。
エビはスケルトン・ボディなので、腸の中が丸見えです。中は、空っぽです。。。
このままエサを食べなければ本当の復活は難しいでしょう。あとはそれぞれのエビの生命力次第、という気がしています。


こういうのは精神的にとても消耗します。。。